モザンビークの小学校に取材に行った時、
学校の数百メートル手前から、元気いっぱいの声が聞こえてきた。
教室を覗き込むと、たくさんのキラキラした瞳が僕を出迎えてくれた。
先生が黒板に書く文字や言葉の一つでさえ聞き逃すまいという、
子どもたちの真剣な表情に心打たれた。
そんなイキイキした生徒を見ながら、
学ぶことが楽しいと思っている学生は、
日本にはどのくらいいるのかなと考えてしまった。
いま世界では5歳から17歳の子どもの5人に1人が、
学校に通えていないという。そして7億5000万人の成人が、読み書きできないという。
教育を受けることができれば、より良い仕事につくことができ、貧しさから抜け出すこともできる。
教育は人の明日に希望を与え、豊かな国づくりにも役立つ。