
長い移動や時差など生活の急激な変化で、旅先ではつい体調を崩しがち。 日本人は周りに遠慮して我慢したりするけど、
深刻な状況になる前に誰かに相談することが大事だね。ホテルならフロントデスクが、飛行機なら客室乗務員が力になってくれるよ。
そして、まず英語での症状の伝え方を覚えておこう。英語圏ではない国でも大きな病院には英語を話せるドクターやスタッフがいるからね。注意したいのは、外国の医療費だ。日本よりずっと高いことが多い。万が一に備えて、旅行に行く前には必ず保険に入っておくよ。保険がないと、病院で診てもらえないこともあるから気をつけて。
症状の説明や病気の診断、保険の確認や薬の飲み方など、
専門的な単語が登場するよ。
やりとりの中で、一つずつ覚えよう。

ゴーライト様。何かご用ですか?

ちょっと頭痛がするのでお医者さんを呼んでもらえますか?

かしこまりました。少々お待ちください。

ゴーライトさんですか、往診医のドクター・パンタです。

はじめにこの用紙に必要事項を記入してください。

あ、はい。

で、頭痛がするんですね。

そうなんです。

いつからですか?

今朝からです。

口を開けられますか?

ここ、痛いですか?

急性の風邪を引いたようですね。

この薬を1日3回飲んでください。できるだけ食後に。

こちらは、寝る前に1錠です。

水をたくさん飲んで、よく休んでください。

わかりました。

もし症状が悪化したり、2〜3日してもよくならなかったら、電話してください。

はい、ありがとう。