いじめっ子こたちへ

気きづかないうちに、いじめっ子こになってしまった君きみへ。どんな事情じじょうがあったのだろう。小ちいさい頃ころから両親りょうしんが仲なかが悪わるい、何なにをしてもほめられない、出来できのいい兄姉きょうだいや他ほかの人ひとに比くらべられる。悲かなしい思おもいをしたのかな。ずっとイライラが消きえないのかな。でも、「うざい、きもい」を連発れんぱつしていじめても、誰だれも尊敬そんけいしてくれないよね。毎日まいにち誰だれかをおとしめても、君きみが偉えらくなるわけじゃないよね。ちょっと立たち止どまって考かんがえて。きっと君きみにも、何なにか才能さいのうがある。いじめに消きえていく大切たいせつなエネルギーや時間じかんを、君きみ自身じしんのために使つかえる日ひが来きたらいいな。

こんなことも調しらべてみよう

いじめの被害者ひがいしゃからは、直接ちょくせついじめをする「加害者かがいしゃ」、周まわりではやし立たてる「観客かんきゃく」、見みて見みぬふりをする「傍観者ぼうかんしゃ」のすべてが「いじめている人ひと」に見みえてしまうよ。
「加害者かがいしゃ」であるいじめっ子この立場たちばになって、なぜいじめるのか、想像そうぞうしてみんなで順番じゅんばんに発表はっぴょうしてみよう。深ふかい理由りゆうがあるかもしれない。
いじめっ子こたちの周まわりにいる「観客かんきゃく」は、なぜそうするのか、想像そうぞうして順番じゅんばんに発表はっぴょうしてみよう。やめられない理由りゆうがあるかもしれない。
「傍観者ぼうかんしゃ」は、なぜ見みて見みぬふりをしてしまうのか、想像そうぞうして順番じゅんばんに発表はっぴょうしてみよう。